Rule

▼セットお題ですが抜き出してくださっても。

1day1title

2017_365

001 春と呼んでほしかった
002 蛇の定言命法
003 蛙の式日
004 歌うだけの虫でいなさい
005 なにもしないからなにもしないで

006 杯ではなくあなたが美しいのだ
007 星冠の瞬き
008 導かれて夜
009 おばけにはふたをして
010 二巡目の花園

011 37℃の朝食
012 魚は花の呼吸を知るか
013 摘んでしまえばお前のものだ
014 人間賛歌の号令を
015 欲したからには蜘蛛の糸

016 どの落日に戀を詠もう
017 歓迎しよう、悪夢は君を待っていた
018 優しい時間と結末を少々
019 月の不在証明
020 欠いても悔いても咲くが花

021 爛漫を停めて
022 幻滅日和
023 正しく始まり正しく終わっただけのこと
024 きみの不在を花で埋める
025 黄色に満ちたら終わりの合図

026 我が王のための監獄で
027 誰でもなく貴方でも夢でもない
028 花泥棒の透明標本
029 違和の鼓動
030 ありがとう、呪いも魔法も解けました

031 肋骨でできた恋だから
032 どんな美食家も知らないだろう
033 「あの寂しがり屋をご存知?」
034 おとなになったぼくをゆるしてくれますか
035 小鳥さんたらお歌も忘れて

036 おまじないをください
037 それは私と夢が嗤う
038 そうか、愛せばいいのか
039 何を燃やせば会えますか
040 とけるまえに沈んでおくれ

041 標本にしたい朝がある
042 明日、夢が終わるから
043 お前の獏なら食ってやったよ
044 消して破いて燃やしてください
045 百年蕾物語

046 呪詛の色彩
047 願いが叶って滅びた世界
048 ゼンマイ仕掛けの鴉が告げる
049 仮面であれば剥がせるでしょう
050 平等に均等にあなたに呪いを

051 リボンをつけたら贈り物
052 我が仇しか知らぬこと
053 水底と囁く者ども
054 いくつもの柱の向こう
055 きれいな円でつくった檻で

056 牙も花もお前のものだ
057 青がひらくとき
058 時計盤の裏側で
059 鏡に映ったらおしまい
060 踊らず火を騙れるものか

061 私を喰らうとよいだろう
062 お前を抱く腕を落とす
063 知らない風が吹く
064 誰の瞳に映っても
065 三月の埋葬

066 築いた秘密で包囲する
067 無上なる天であれ
068 虹を集めるのはもうおしまい
069 この杯に棲む神々
070 凪ぐばかりの心の臓

071 ピリオドさえなければそれで
072 匣の底に隠しておいて
073 盗んだ花で嘘を編む
074 地獄変に棲むという
075 私の楽譜にあなたはいない

076 遠く遠くで咲いた薔薇
077 茨で抱いてまもってやろう
078 貴方のために咲くでもなく
079 百個のグラスに赤ワイン
080 何度目の瞬きだったか

081 あなたは永遠を何に捧げますか
082 アリスと夢のマーブルチョコレート
083 そこで百年待つといい
084 咲いたのは間違いでした
085 砂時計ならここにもあった

086 証を思い出にしてはいけない
087 ゆるい糸は白かった
088 不可逆オルケストラ
089 星がひとつ、夕陽はふたつ
090 沈み月の理由

091 まぼろしにも出ないという
092 画廊リデル
093 狼は佇んでいた
094 その軽蔑をくれるなら
095 「誰かではなく君だし、いつかではなく僕だ」

096 言葉を落としてしまったら
097 化石にしたい思い出は
098 笑ってはしゃいで黙ってみつめて
099 でたらめとあらすじ
100 壁斑と睨みあう

101 青を一匙、分けてくれ
102 螺旋階段と迷い猫
103 一度の空を駆けようか
104 夜の膿み火
105 喩えるには適さない色

106 うちに降る雨
107 残る線の真黒に
108 信じたのではなく知っていただけ
109 二歩目でとまる
110 「きれいには笑えないひとでした」

111 くすぐったい気持ちでいっぱい
112 春でした、とても空の高い日でした
113 財布には12円しかない
114 指先の叡智に怯む
115 すべての風を背にわらう

116 嘘つきさんの言うとおり
117 貝殻と小指
118 掻き集めたお前の欠片
119 騎士の目のないうちに
120 誰も誰も誰も

121 鏡を持たないお妃さまは
122 残光と月面
123 恋夜の向かい風
124 要らない少女なんてひとりもいない
125 僕の孤独は回転している

126 叫ぶ、嘆きではなく
127 この世界で笑うけだもの
128 百年待ってまだ咲かない
129 だいじなものだけ盗んでいくの
130 第二展開図

131 長い影だけ選んで踏むの
132 「また嘘をつくりにゆくよ」
133 水銀まじりの本音をひとつ
134 あなたの庭ではさみしくなれない
135 憂鬱にははちみつを処方しよう

136 おがくずしか入れてませんし
137 青嵐とおなじ名を抱く
138 なまけものバター
139 Re:Re: ごめんなさい。
140 ずっとずっとずっと、ずっとまえのこと

141 門番は笑っていた
142 ワインをこぼしたのだと思いなさい
143 何に喩えても冬がたりない
144 自画像だから鴉を描いた
145 翡翠の瞳をこっそり借りる

146 誰もが冬だった
147 羽根とおなじ色の空
148 箒があれば飛べますか
149 誰かの書いた日記でしょう
150 磁石ならおいてきた

151 髄のひとしずくに倣う
152 呼ばれぬ星の欠番点呼
153 白煙でしか繋がりたくない
154 牙を持つもの鎖を持つもの
155 のどかな国のよくある冒険

156 菌糸の届くところまで
157 風鈴鑑定士
158 青くも白くもなるドレス
159 盤上を伝う
160 海洋生物には律の黄金

161 青青の抜殻
162 微睡むための句読点
163 夜と雨の再演を
164 叶えられて林檎飴
165 いつか木になる方の豆

166 ならんでくれたら順に贈るよ
167 ならば式日と呼ぶべきか
168 しらないひとのだいじなアルバム
169 海のある町で空を捜すということ
170 13月の消印を頬張る

171 空を売るも花を埋めるも
172 碧をふたつぶ飲み込んで
173 23時の国が落ちる
174 1たす1は答えを出せない
175 星を埋めた日のこと

176 修羅を歓迎してくれたひと
177 老人は言う、植物にはなってくれるなと
178 個室はすべて開けるべからず
179 呑んだ炎がとぐろを巻いて
180 獅子になるまで牙はとっておく

181 いつかは朱くなる視界
182 優しいひとだけ通って
183 名声よりも悲鳴をください
184 金銀財宝ともうひとつ
185 貴方の国になら在りますか

186 愛でたい限り
187 最後だから恋はしない
188 777号室の怪物
189 まだ鯨もそばにいなくて
190 轟音だけが風をしらせる

191 オルゴールの針みたいに
192 あの日のことだよ、と毎日いう
193 たった3600日間のこと
194 白蛇として生きていく
195 波をこめた一枚

196 甘露と海を交換したくて
197 バターの卒業式
198 左回転禁止法
199 女神の視線に変化はなく
200 睥睨には牙が付きもの

201 ジェラルミンケースに帰して
202 みじかくしたらゆるされる
203 正体だけは知りたくない
204 昔は象徴だったらしい
205 楽団に朝はいらない